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エッチはすべての源(みなもと)

そして、3日が経ち4日目。
「ほら、こんなに無駄なI/Oをしていたし、SQLを少し直せばI/Oの回数も減るじゃん。
 しかも、下から上へのジャンプ命令何か使っているよ。
 それ使っちゃだめだし、飛び先間違って、つねにOPEN命令に飛んでいるし…。」
和彦はチューニング対象のプログラムのプログラミング言語をマスターし、インデントもなく汚かったプログラムをまるで芸術品のようにきれいに組みなおし、問題点を全て洗い出していた。
「でも、この言語、C言語とJAVAを合わせたようだから、何とかなったけど、全く初めてだったら1か月ものだよな…。
さてと、では、動かしてみよう。
 動かし方は…。」
和彦はオンラインヘルプを見た。
「へえ、ユーザーのサーバーに直接つないでアップロードし、実行するのか。
 すでに、僕のユーザーIDも登録済みで、このパソコン限定でつなげることが出来るって?
 へえ、セキュリティも凄いな。
ログインIDとパスワードに加え生体認証。
それに見たこともないセキュリティソフトでがんじがらめになっていて凄いな。」
感心しながら、説明書の通りにプログラムをアップロードし、コンパイルして、実行用のシェルを起動してみた。
それから、3度ほどチューニングをしながら実行すると、処理時間が目標数値になっていた。
「うーん、でも、もう少し、早くなるかな。」
そう言いながら和彦は、尚もチューニングをしていて、結局4日連続で23時過ぎまで残っていた。

和彦がチューニングに夢中になっていると、また、和彦のスマートフォンが光り出した。
「ねえ、この集中力ってすごくない?」
「でも、どこかの検索サイトで、エッチな人ほど集中力がすごいんだって。」
「え?
 集中力って?」
「うーん、良く判らないけど、そのサイトでは、どこか体の一点を凝視して興奮…。」
「……。」
「なんか、違~う!!」
「でも、すいごいね。
 あんなに汚かったプログラムが、こんなにきれいになって。」
「本当、マスターって優しい上に、天才よね。
 エッチの天才でもあるけど。」
「うんうん。
 しかもその才能を自分では気が付いていない、お鈍さん。」
「え?
 エッチの才能?
 パワー・オブ・ザ・エッチ?」
「なにそれ?」
「エッチ・パワーかな?
 ほら、この前聞いた歌にあったじゃない。
 ふふふん♪
 『イッツ・パワー・オブ・ザ・エッチ』って」
「もう。そんなこと言って。
 エッチ含めて、全部よ!」
「でも、これでお仕事一段落したんじゃない?」
「じゃあ、明日は…。」
そう、マスターが遊びに来てくれる~!!

翌日、和彦の会社の終業時間が終わりを告げた。
和彦の部署の社員たちも週末なので、口々に夜の街に繰り出そうと相談をしていた。
「さあ、みんな、飲みに行こうぜ。
 鎌田君も、今日は良いだろう?」
「はい。
でも、小日向さんも誘わなくていいんですか?」
和彦の所属する課の鎌田という女性社員が誘いをかけた上司に尋ねた。
「小日向?
 いいのいいの、あんな爺臭いやつ連れて行っても、面白くないから。」
「まあ。」
鎌田は、そう答えるとすぐに和彦に対する興味を無くしていた。
しかも、その会話は、容赦なく和彦の耳に入ってきた。
しかし、和彦は早く帰ってゲームの続きがしたいという頭しかなかったので、これ幸いとばかりに挨拶して、会社を飛び出していった。
和彦の作成しワークフローで回答した作業報告書には、依頼の受けた処理時間よりもさらに10倍以上の処理時間の短縮が記載されていた。
しかもそれ以上に、様々な工夫がされていた。

家に帰ると、早速、身ラフな格好に着替え、布団に転がり込むように横になり、ヘッドギア等の装備を装着し、ゲームに飛び込んでいった。
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電脳子猫@委員会

Author:電脳子猫@委員会
エロ、グロ、怖いのは苦手。
時代劇や明るくちょっとエッチなSF好きのコンピュータエンジニアです。
どこかで読んだこと、見たことがある?
そんなことも随所に出て来るかと思いますが、それもお楽しみとして。
あくまでもオリジナル小説を目指します。

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