続けてイッて平気です

「そうなんだ、この欠片が神様の一部なんだ。」
ふーんと感心しながら、和彦は欠片を眺めていたが、ふいに何かを思い出した。
「そう言えば、2回ほど女の人がヒントをくれたよね。
 ただ、声が女性で、姿は影みたいで良く判らなかったけど。
 ターニャ、近くでどうだった?」
「はい、私にも影のようにしか見えなかったです。」
「現れたのは、たぶんお助けキャラです。
 その内、実態がハッキリしてくると思いますよ。」
エイミーが説明する。
「お助けキャラ?
 TIPSみたいなもの?」
「TIPS(裏技)?
 ちょっと違いますね。
 仲間…、そう、その内仲間になるかと思います。」
「ふーん。
 で、ターニャ、怪我とかはない?」
「はい、全く平気です。」
ターニャは和彦に笑顔を見せた。
「マスターのポリマーが効いたのでしょう。
 ほとんどダメージがありません。」
エイミーもタブレットを見ながら解析する。
(でも、ダメージが、消耗が少なすぎる気がする…)

「じゃあ、続けて、第2ステージも大丈夫かな?」
「はい!」
ターニャは嬉しそうに返事をして第2ステージの扉の傍に立った。
「じゃあ、第2ステージに行こう。」
「はい。」
ターニャは、扉を開けて中に入っていった。

「マスター、すごいですね。
 ターニャの新密度が、50%を超えていますよ。」
エイミーは、タブレットを操作しながら感心していた。
「さすが、ハグしただけあって…
 あー、ハグ!!
「まあまあ。」
和彦は、苦笑いしながら手で落ち着くようにと合図した。
(昔は、ユーザー先の女の子と、すぐに仲良くなったなぁ。
 みんな、歳も一回りくらい違っていたけど、楽しかったな。)
和彦は、30代のことを思いだしていた。
「…スター?
マスター?」
インカム越しに、ターニャの声が聞こえる。
「あ、そうだ。」
「そうだじゃないですよ、何度も呼んだんですよ。
 指示をお願いします。」
「ああ、ごめんごめん。
 じゃあ、エイミーさん。
 ゲームに集中するから。」
そう言うとエイミーは「ぶぅ」と少しふくれて見せた
そんな可愛い仕草をして見せるエイミーを横目で見ながら、和彦は、頭の中を切り替えゲームに集中する。
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電脳子猫@委員会

Author:電脳子猫@委員会
エロ、グロ、怖いのは苦手。
時代劇や明るくちょっとエッチなSF好きのコンピュータエンジニアです。
どこかで読んだこと、見たことがある?
そんなことも随所に出て来るかと思いますが、それもお楽しみとして。
あくまでもオリジナル小説を目指します。

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