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ほっこりタイム

ターニャのいるところは、真っ青な空で太陽がさんさんと輝くいい天気の場所だった。
時間も昼前後の設定なのか明るく、町にも活気があふれていた。
町並みは、海沿いなのか、どこか南国風だった。

「いいなぁ、こういうところって、結構好きなんだよな。」
「マスターは、海がある場所がお好きなんですか?」
エイミーが興味津々の顔で和彦の顔を覗き込んだ。
「うーん、海も山もいいな。
 でも、一番好きなのは雲一つない青空かな。」
「私は、青い空に真っ白な入道雲が好きです。」
「あ、ひょっとして、入道雲の中に階段が見えたりするタイプ?」
和彦は、入道雲を見るといつも入道雲自体が大きな島のように見え、ギリシア神話を想像したりしていた。
「はい!」
エイミーもにこやかに返事をした。
「私も、入道雲が一つの島のように見えて、そこに住めるのではなんて思ったりしています。」
「あはははは、一緒だ!
 でも、入道雲って面白いよね。
 太陽に日の当たり具合で全く違ったように見えたりするから。」
「そうですよね。
 形もいろいろあって面白いですよね。」
エイミーはにこやかな顔で和彦を眺めていた。

「そう言えば、昔、面白かったんだ。」
「なんですか?」
「うん。
 昔、家の庭で犬を飼ってたんだ。」
“うんうん”とエイミーは相槌を打って聞いていた。
いつの間にかエイミーは和彦に寄りそうように傍にいた。
「ある日ね、今みたいないい天気の日。
 そう青空に入道雲がもくもく湧き上がってた日。
 家の犬が縁側にちょこんと座って、ぼーっと空を眺めていたんだよ。
 その背中がね、何か哲学的に見えて、つい隣に座って肩に手をかけて一緒に入道雲を眺めていたんだよ。」
「えー、ワンちゃんと一緒にですか?
 可愛いワンちゃんですね。
 どんなワンちゃんだったんですか?」
「そうだね…。
 スヌーピーって知っている?」
「はい♪」
「そのスヌーピーと同じビーグル犬で可愛かったんだ。」
「そうなんですね。
 今度ゆっくりと、そのワンちゃんの話、聞かせてくださいね。
でも、背中に手を回してって、肩、あったんですか?」
エイミーは不思議そうな顔をして見せた。
「そりゃー、なで肩だけど。」
和彦も、思い出したのか目を細めていった。
「そうなんですね。
 なんか、仲良しのマスターとそのワンちゃんが仲良く“ほっこり”と入道雲を見ている姿が目に浮かぶようです。」
エイミーも目を細めて和彦を見つめていた。

「ねえ、マスター。
 私は?
 二人で、ほっこりしているのはいいんですけど、私なんだか…(ここで立ち尽くしてバカみたいなんですけど)」
ご、ごめんなさい!
ターニャの呆れた声がスピーカーから聞こえ、思わず和彦とエイミーは声を合わせてターニャに謝った。
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No title

「大変です! 編集長ぉ~」

なんだよ、藪からスティックに
エイミーが、イケメンIT社長と婚約したのか?

(編集長て、ルー大柴?)


「いや、それは和彦でなくてもショックですけどね…
    じゃなくて、これを見てください」


なんだよ、電猫のリストじゃねえか。これがどうしたんだ?


「序章から、章が変わる毎に話数が増えてんですよ」


おう、確かにな。まるで『倍々ゲーム』じゃん


「そうなんですよ。いまの第三章なんか、
   もう8話目なのに目的の欠片どころか、
    まだ敵にも遭遇してないんですよ!」


今回、まったりしちまってるしな
この分だと、軽く30話ぐらい行きそうだな



「でね、このデータを編集部のスパコンで解析してみたら
  【最終章】は15,800話ぐらいになっちまうんです!」


(もしかして、ローダンシリーズ超えるんじゃね?)
http://www.hayakawa-online.co.jp/new/2015-07-06-120057.html


なんだとぉ!そんな調子じゃ、
俺が生きている間に最終回にならないじゃねぇか!( ゚Д゚)




ルー大柴さん、現在64歳。
う~ん、難しいかもなぁ…(-。-)y-゜゜゜




Re: No title

> 「そうなんですよ。いまの第三章なんか、
>    もう8話目なのに目的の欠片どころか、
>     まだ敵にも遭遇してないんですよ!」
>
>
> 今回、まったりしちまってるしな
> この分だと、軽く30話ぐらい行きそうだな

ギクッ!
やっぱり進行、遅いですか?
巻いて、今週中にこの章、終わらせますか?

マスター、それじゃ、話しの内容が…。
あれ?
マスター?
あー、マスターが逃げた!!
(終わり)

な、ことないです。(笑)
あきずにお付き合いくださいね。

ローダンシリーズですか。
いいですね。
いいですね~!!
いろいろな人に電猫を書いてもらえたら面白いですね♪
プロフィール

電脳子猫@委員会

Author:電脳子猫@委員会
エロ、グロ、怖いのは苦手。
時代劇や明るくちょっとエッチなSF好きのコンピュータエンジニアです。
どこかで読んだこと、見たことがある?
そんなことも随所に出て来るかと思いますが、それもお楽しみとして。
あくまでもオリジナル小説を目指します。

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