超極薄?!

「じゃあ、武器や戦闘用の備品のカタログはあるの?」
「はい?
 カタログですか?」
そう言ってエイミーは、タブレットを操作した。
すると、和彦の前にモニターが表示され、商品の検索ツールが現れた。
「ゲームをスタートする前に、ちょっと待ってね。」
和彦は、そう言うと一心不乱に何かを捜していた。
「?」
エイミーは不思議そうな顔をして和彦を見ていると和彦はお目当ての品物を見つけたようで、嬉しそうな声を上げた。
「あった!
 えっと、値段は?
 2600ゴールド?」
和彦は子供が玩具をねだるような顔をしてエイミーを見つめた。

「昨日、フィッシュサンドを買いましたが、ゴールドはまだまだ残っていますので、購入できますが?」
「どうやって、購入するの?」
「はい、気に入った商品があれば、その画面にある買い物かごに入れて、購入ボタンを押せば買えます。」
「商品は?」
「すぐに届きますよ。
 マスター、何を購入されるんですか?」
「買い物かごに入れて、購入っと。
 何か、ネットでお買い物みたいだな。」
エイミーの問いかけが聞えていないように、和彦はせっせと画面を操作していると、和彦の目の前に商品が現れた。
「わ!
 もう届いた。」
「?」
なおも不思議そうな顔をするエイミーの目の前に、和彦はハンドクリームが入っているようなプラスチックの容器を掲げた。

「超極薄透明保護ポリマー?
 なんですか、これは?」
「最初の3文字はちょっと微妙だけど…。」
「え?
 微妙って?」
「いや、ほら、コ…?!」
和彦はエイミーのつぶらな瞳を見て言葉に詰まった。
「?」
「コホン。
 いや、男性用の…ゴム…製品のパッケージ…。」
「え?
 男性用のゴム製品?
 髪を結わくゴムのことですか?
 男性用もあるんですね。」
エイミーは興味津々の顔をして和彦を見つめている。
(言えない、エイミーには絶対に言えない!!)
「い、いや…、何でもない!
 ごめんなさい!!」
和彦は、思いっきり頭を下げた。

「?」
エイミーは何が何だかわからない顔をしていたが、和彦は話を逸らすように続けた。
「で、これは、露出している素肌を保護するクリームみたいな奴。
 言って見ればUVケアみたいのかな。
 服は何かが当たっても、それである程度吸収し、傷も浅くて済むじゃない。」
「ええ。」
「で、素肌は守るものがないので、ダメージがそのまま傷になり、大怪我をするじゃない。
 これを塗ることでレーザー光線、弾丸の直撃は跳ね返したりすることは無理だけど、掠った程度ならダメージは軽減できるんだよ。
 昨日、ターニャが傷だらけになったから、これを塗れば少しはいいかなと思って。
 あ、ターニャでも効果はあるんだよね?」

「まあ、ターニャにですか?
 そうですね、これを塗っておけばダメージがかなり違います。」
エイミーはタブレットで何かを計算したらしく答えた。
「特にターニャは素肌の露出が多いですから、有効です。
 でも、マスター、よくこういうのがあるってわかりましたね。」
「ん?
 だって、僕の想像が具現化するんでしょ。
 昔読んだ本に、主人公の女の子がこのポリマーを塗って暴れまわる場面があったのを思い出したんだよ。
確か、『乙女の柔肌を何と心得る!!』ってね。」
「なるほど。」
 (この人は、本当に根が優しいんだ)
エイミーはひたすら感心していた。
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No title

うまい!(#^^#)

タイトルからして
引き込まれましたよ
てっきり、アレかと(-。-)y-゜゜゜


ぐふふ、この少~しエッチなコメディ路線で
お願いしまする~(●^o^●)

No title

うまい!(#^^#)

タイトルからして
引き込まれましたよ
てっきり…(-。-)y-゜゜゜


ぐふふ、この少~しエッチなコメディ路線で
お願いしまする~(●^o^●)

No title

いつもコメントをありがとうございます。
今日は初夏のように天気が良く、ぼーっと外を眺めていて、タイトルを思いつきました(なんでやねん)。

毎日書くと、タイトルって難しいですよね。

》少~しエッチなコメディ路線

私の望むところです。
ね、エイミー。

えー、マスターってエッチなんですか?

(知ってるくせに)

だ、誰?
今のセリフは?

No title

コ、コ、コ…?

「コ」で始まる言葉。
何かしら?


天然だけど、生真面目なエイミーちゃん
マスターの言葉を思い返していた。



あ、コンドミニアム!

じゃないわね。
マスターにそんな甲斐性あるわけないし…
(失礼な(^^;))



コ、コ…
コンドロイチン!
これだわ。

そんなお年頃…
には、見えないわよね



そっか、コンドールマンだわ

(なんで知ってんの!( ゚Д゚))




と、ここで
少し顔を赤らめ

「こんど、お茶でも?」
かしら。もぉ、マスターったら♪




ぐへへ、
果たしてエイミー嬢は
ホントに知らないのだろうか?

オジサンとても気になる~( ̄▽ ̄)


バカね。わかってて、トボけたに決まってるじゃない)


え?な、なんだ!
天の声なのか?(゜o゜)

Re: No title

> 果たしてエイミー嬢は
> ホントに知らないのだろうか?
>
知りませんよ。
あっ?
ああ!!
保健の授業で…。
ま~す~た~(怒った顔)
プロフィール

電脳子猫@委員会

Author:電脳子猫@委員会
エロ、グロ、怖いのは苦手。
時代劇や明るくちょっとエッチなSF好きのコンピュータエンジニアです。
どこかで読んだこと、見たことがある?
そんなことも随所に出て来るかと思いますが、それもお楽しみとして。
あくまでもオリジナル小説を目指します。

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