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あなたの思いのまま

「マスター、あと、ターニャにゆっくり歩けとか、走れとか言えば、その通りに動きます。
 また、このステージは大きな岩がありますので、右に回れとか左に回れとか、自分で判断し回避しろとか指示をしてください。」
「え?
 障害物の回避方法も指示するのか?」
「そうですよ。
 自動回避で、回避したほうに敵がいたらどうしますか?」
「そういうものなのか。
 自動回避って言うからてっきり、敵についても自動的に回避するのかと思った…。」
和彦は何かを考え悪戯っぽく笑った。
「じゃあ、にゃんにゃんポーズをしろと言ったらやるの?」
「マスター!」
エイミーは少し非難するような顔で言った。
「冗談だって、冗談…?!
 あっ、ターニャ、やらなくていいから!!」
モニターを見ると、ターニャが片手を上げ招き猫のポーズをしようとしたので、和彦は慌てて制止させた。
「マスター、悪趣味ですよ。」
エイミーがとどめを刺すように言った。
「ごめんなさい。」
和彦は、肩を落として心から反省した態度を見せたので、エイミーは和彦にわからないように顔を崩して笑った。

「じゃあ、ターニャ。
 そのままの速度で、障害物は自動回避して。」
「了解しました。マスター。」
ターニャが進み始めると、すぐに、レーダーに赤い点が映し出された。
赤い点は3つで、おのおの『ゴブリン』と書かれた吹き出しが表示されていた。
「マスター、その吹き出しにタッチしてください。」
「こう?」
和彦がエイミーに言われたように『ゴブリン』を書かれた吹き出しをタッチすると、ゴブリンの説明が書かれたサブ画面が表示された。
サブ画面には、ゴブリンの全身イメージ、くるくるパーマのがっちりした体格の原始人が棍棒を持っている姿を映し出していた。
そのイメージの横には、LP(LifePoint)、AP(AttacPoint)、攻撃力、攻撃技などの情報が表示されていた。

また、その画面の横に『対ターニャ』のボタンがあったので、和彦はボタンをクリックしてみた。
すると、ゴブリンの数値が掛かれている横に対比のようにターニャの数値が現れ、まるで比較しているようだった。
「それは、ターニャと今回戦うゴブリンとの性能比較です。
数字が赤い方が弱いと思ってください。」
エイミーの言う通り、数値はゴブリンの方がすべて赤だった。
「ただし、注意してくださいね。
 これは、1対1での数値です。
 多勢に無勢の場合は、当てにできませんから、なるべく1対1で戦わせるようにしてください。」
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プロフィール

電脳子猫@委員会

Author:電脳子猫@委員会
エロ、グロ、怖いのは苦手。
時代劇や明るくちょっとエッチなSF好きのコンピュータエンジニアです。
どこかで読んだこと、見たことがある?
そんなことも随所に出て来るかと思いますが、それもお楽しみとして。
あくまでもオリジナル小説を目指します。

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