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ターニャは『水』

「さて、説明が長くなりましたが、このダンジョンに出てくる敵は、アーミーとゴブリンの弱小レベルなので、練習には持ってこいかと思います。
それでは、お待たせしました。
 まずは、実戦で。」
そういうと、エイミーは書棚から1冊の大きな本を手に取り、机の上であるページを開いて見せた。
開いたページは見たこともない世界の地図が描かれていた。
そのページの下の方の小さな島のところが明るく光っていた。
「では、ここに。」
エイミーがそう言って指をさした島に、和彦はその部分に引きこまれる感じがした。

「マスター?」
和彦はエイミーの声に目を開けると、どこか見たことのあるような海岸沿いの市場に立っていた。
その市場は、盛況なのか人がたくさん集まっていた。
「このダンジョンは、腕試し島、トレファー島の攻略です。
 練習用のステージが用意されていて、そのステージをクリアして頂きます。
 今回は、初級のステージ1からステージ5までを挑戦して頂きます。
 各ステージでは、敵を撃破し、最後にボスキャラを撃破することで、クリアーとなります。
 敵キャラはボスキャラ含め、アーミーとゴブリン。
 両方とも、ターニャより下ですね。
 油断しなければ、楽勝ってやつです。
 敵属性は『火』、ターニャは『水』ですから、その属性も優位です。」

「火?水?属性?」
「ええ、このゲームの中に出てくるものは、皆、属性として『風』『水』『火』のいずれかを持っています。
『風』は『水』より強く、『水』は『火』より強く、『火』は『風』より強い設定になっています。
同じ属性が相手なら攻撃にプラスマイナスはありませんが、敵より優位な属性だと、攻撃に何パーセントか加算されることになります。逆に敵が優位な属性だと、こちらの攻撃が何パーセントか弱くなりますので、ご注意願います。」
「そうなんだ。」
「では、この市場の一角にコマンダールームがありますので、そちらに移動しましょう。」

そう言うと、和彦は体が浮いた感覚がして、いきなり目の前の風景が変わり、ロケット打ち上げで使うコントロールセンターの一室に似た部屋に瞬間移動していた。
「マスターは、ここからターニャに作戦指示を出します。
 そのレーダーに敵が映ります。
 また、ターニャのいるところの映像が、そこの画面に映し出されます。
 ですので、敵の種類、位置から、ターニャに攻撃指示をしてください。
 じゃあ、ターニャ!」
「はい。」
ターニャが無表情に答える。
「ステージ1へ!」
エイミーが、指示すると、ターニャは硬い表情で頷きステージ1と書かれたドアに近づくと、自動的にドアが開き、その開いたドアをくぐりコマンダールームから出て行った。
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No title

お、招き猫ですか(●^o^●)




>「火?水?属性?」

レインボーマンの
火の化身、水の化身を連想しましたわ(#^^#)


わかりやすい解説、助かりますm(__)m
この手のゲームの知識、化石並みなもんで( ̄д ̄)




(ゼルダの伝説と、ディープダンジョン
  あと、大昔のバーバリアン・プリンスぐらいです…)







>「じゃあ、僕にもその攻撃力とか設定されているの?」
>「当然です。ゲームに参加するのに必要ですから」


小日向さん、能力めちゃ低そうやわぁ~( ̄▽ ̄)

きっと、
「マスター、どいてください!邪魔です」

て、ララァさんみたいなセリフを
言われまくるんでしょうなぁ…(◎_◎;)





Re: No title

> お、招き猫ですか(●^o^●)
>
>
>
>
> >「火?水?属性?」
>
> レインボーマンの
> 火の化身、水の化身を連想しましたわ(#^^#)
>
>
> わかりやすい解説、助かりますm(__)m
> この手のゲームの知識、化石並みなもんで( ̄д ̄)
>
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>
>
> (ゼルダの伝説と、ディープダンジョン
>   あと、大昔のバーバリアン・プリンスぐらいです…)
>
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>
> >「じゃあ、僕にもその攻撃力とか設定されているの?」
> >「当然です。ゲームに参加するのに必要ですから」
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> 小日向さん、能力めちゃ低そうやわぁ~( ̄▽ ̄)
>
> きっと、
> 「マスター、どいてください!邪魔です」
>
> て、ララァさんみたいなセリフを
> 言われまくるんでしょうなぁ…(◎_◎;)

いつも、素敵なコメントを、ありがとうございます。
「招き猫」、そうです!
人によって、「万歳猫!」って言われて…。
なんでやねん、どこからみても招き猫やん!!
って。
頑張りますので、見捨てないでくださいね(笑)。
プロフィール

電脳子猫@委員会

Author:電脳子猫@委員会
エロ、グロ、怖いのは苦手。
時代劇や明るくちょっとエッチなSF好きのコンピュータエンジニアです。
どこかで読んだこと、見たことがある?
そんなことも随所に出て来るかと思いますが、それもお楽しみとして。
あくまでもオリジナル小説を目指します。

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