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電猫エンジニアの独り言

電猫エンジニアです。

さて、シルバーウィークに突入です。
しかし、今年のシルバーウィークは日月連休が2週にまたがる形なので、まとめて取って、どこかにと言う訳には行きませんね。
でも、平日が2週にわたって少ないのは良いことかも。
でもでも、5月のゴールデンウィークに対抗?して9月をシルバーウィークとはネーミングの付け方、センスを疑うと思いませんか。
今までも、耳を疑うようなネーミングを平気でつけることが多々ありましたね。
医療制度については何か相手のことを考えていないみたいで、凄く嫌な気分になります。
シルバーウィークも、せめてプラチナウィークの方がいい気がします。
(*^^)v

電猫は、前振りもなくエピソード1.5『只今、準備中』をお届けしました。
エイミーさんの乙女心が垣間見れたかと。
私の方は、ヒトミ姐さんに脅され、もとい、頼まれ監視ぬいぐるみ”マモル”君を作らされました。
でも、ああ見えてもヒトミさん、仕事はきっちりやってくれて、受付嬢の中ではトップクラスなので、”マモル”君は洒落の範疇です。

ということで、本編エピソード2を開始しまーす。
今度はどんな冒険になって行くか、こうご期待。
あと、仕事の関係で毎日のアップは厳しいので、ランダムになるかと思います。
なるべく頑張りますので、皆様、励ましのコメントを頂けたら嬉しいです。
(*^_^*)

雲_180909

私の夢はいつか青い空を自由に飛び回ること。
(^^)/

written by 20180917

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お待たせしました♪

チューニングが完了したプログラムを納品した日、和彦が会社から帰るとゲームチューナーに流れている文字が変わっていた。

『I'm sorry to have kept you waiting. Preparations of a game are complete.(お待たせしました。ゲームの準備が整っています)』

その文字を見て、着替えもそこそこに、和彦はいそいそとゲームの支度をし始めた。
(やったぁ!!
 これで、みんなに会える。
 ターニャに会える。
 みんな覚えているかな。
 でも、ターニャは、会ったらなんていうかな。
 え?なんで?)
和彦は、まるで学生時代に好きな子と話をするような、ワクワク、ドキドキの高揚感を感じていたが、ターニャに対しては、何かが心の中で引っかかっていた。

実は和彦はターニャとの秘密の時間のことをゲームアウトした翌日、目が覚めると綺麗さっぱりと忘れていた。
本来は、ゲームアウトする際に和彦の記憶を操作し、ターニャの部屋でのことは記憶に残らないようになっていたのだが、初めてだったので、その効果が発動するまで少し時間がかかっていたのだった。
ターニャの部屋での出来事は、ゲームの進行には一切関係のないことで、また重要機密事項となっており、ごく一部の人間のみしか知らず、エイミーも聞かされていないことだった。
そして、その忘却プログラムの発動のキーワードは『エイミーには内緒!』。

ゲームをスタートすると、すぐにヒトミが現れる。
「マスター、長い間お待たせいたしまして申し訳ございません。」
そう言うとヒトミはすまなそうな顔をして深々と頭を下げた。
それを見て、和彦は慌てて声をかけた。
「あ、いいから、いいから、頭を上げてね。
別に気にしていないからいいって。
こっちも仕事で忙しく、ゲームをしている暇なかったから。
 バージョンアップでもしていたの?」
「はい、これからもマスターに楽しんでもらえるようにと、プログラムを変更いたしました。」
「え?
 じゃあ、初めから?」
ヒトミは顔を上げ、和彦の慌てた顔を見て笑顔で答えた。
「いえ、続きをお楽しみできます。」
ヒトミはにっこりと笑って答えた。
和彦は、ゲームが全て最初からになるのかと一瞬ドキッとしたが、続きからと聞いて安堵で胸をなでおろした。

「設定は、前回の通りでよろしいでしょうか。」
「うん。」
和彦はいつもの通り、30代の自分に設定する。
「では、ゲームをお楽しみください。」
そう言いながら、ヒトミは再び頭を下げた。
「あ…。」
和彦は、もう少し、ヒトミと話をしていたかったが、視界がいつもの書斎に変わっていた。

只今、絶賛工事中(二)

和彦のスマートフォンから和彦が聞き取れないような小さな声が漏れている。
「あらあら、また、マスター夜遅くまで仕事してるよ。」
声の主はユッカだった。
「身体、大丈夫かな。」
「でも、何か楽しそうよ。」
それにターニャやイリスの声も混じってくる。
「へえ、どれどれ。
 あっ、あの防犯カメラの画像を借りちゃおうっと。」
和彦の会社は、セキュリティ強化のために各フロアーに防犯カメラが設置してあった。
そのカメラが、和彦の方に向きを変えた。
ユッカが少しだけ防犯カメラをハックしたのだった。
「ユッカ。
 そんなことして、警備室に怪しまれないようにね。」
「大丈夫。
 警備室には、普段の部屋の画像を流しているから。
 それより見て、マスターの楽しそうな顔を。」
「本当だ、楽しそうだね。」
「そうね、人間って楽しんでいる時が、一番能力を発揮するんだって。
 嫌々やってたり、訳わかんない状態の時って、全然ダメみたいよ。
「へえ、そうなんだ。
 じゃあ、今のマスターは120%の力を出しているのかしら。」
「ううん、あの顔だと200%じゃない。」
「へーえ、ともかく、頑張れマスター!」
がんばってね!!

「え?
 なに?」
和彦は誰かに話しかけられた気がして顔を上げ辺りを見渡したが、誰もいなかった。
スマートフォンの灯りも消えていた。
「うわ、(夜の)10時半じゃないか。
 また、守衛さんに怒られるぞ。
 今日はここまでにして、帰ろうっと。」
和彦は独り言を言って会社を後にした。

それから1週間後、和彦はチューニングしたプログラムのテストに入っていた。
「しかし、本当に汚いプログラムで、綺麗に書き直し、解析するのに偉く時間がかかったな。
 でも、そのおかげで、変なところをたくさん見つけたな。
 だいたい、メモリーを確保するとき、最初にある程度の大きさを確保しないで、ちまちま拡張するからフラグメンテーションを起こし。メモリーが上手く使えないし、メモリーの確保が出来ないからDualで動かないんだよ。」
ブツブツと独り言を言いながら、修整したプログラムを動かしてみる。
1日経った頃は、すでに作業指示のあったクリティカルパスをすべてクリアしていた。
しかし、和彦はそれに満足することなく、納期一杯、チューニングを続け、結局要求の10倍以上の成果を上げることが出来た。

「凄いね、マスター。」
「本当。
 紙一重ってやつかしら。」
和彦のスマートフォンから、また、聞こえないくらいの小さな声が漏れている。
「それ、知ってる。
 スケベと天才は紙一重ってやつでしょ♪」
ユッカ、それ違う!!

只今、絶賛工事中!

「うわ!
 何事だ?」
和彦は、あまりの明るさに目を手で遮りながら怒鳴る。
「すみません、マスター。
 私にもわかりません。」
エイミーも眼をそむけ、辛そうな声で答える。
「ターニャ、ユッカ、イリス。
 どうなっているのかわかるか?」
「すみません、マスター。
 私達にも、何が起こっているのかわかりません。」
そういうやり取りをしているうちに、徐々に光が弱まってきた。
和彦は、眼を凝らして光の中心部を見ると、人影らしいのが見えた。
「人?」
そして光が治まると、破片のあったところに一人の少女がきょとんとした顔でしゃがみこんでいた。

その10日位前。
ハロハロ島をクリアした次の朝、和彦は目を覚ますとゲームチューナーを見たが、前の晩と同じ文字
『adjusting it now. Please wait a moment. (ただいま調整中です。しばらくお待ちください)』
が流れていた。
最後にゲームアウトしてから、ゲームチューナーは同じ文字を流し続けている。
和彦は、試しにヘッドギアを付けてみたが、ゲームは始まらなかったので、あきらめて、待つことにした。
「工事中かな。」

会社に行くと、和彦のパソコンに作業依頼のメールが届いていた。
その仕事は、新しくできた営業部署からメールで作業指示されるもので、すでに二桁近く依頼を受け、作業をこなしていたが、和彦はその営業部門の人間とは顔を合わせたことは一度もなかった。
また、その部門からの依頼は最優先で、かつ、最重要機密事項ということで、和彦の上司も文句をつけることも、覗き見ることも出来なかった。
「今度は何だ?
 何々?
 メモリーの使い方がうまく行かずに、大量データの処理が遅すぎる?
 Dual処理が可能な環境なのにSingle Taskになっている?
 どれどれ…。
 うぇー、これまた汚いプログラムじゃないか。
 このプログラマー、美的センスのかけらもないのかな。」
ぶつぶついいながらも、和彦はその部署からの依頼された作業の内容や、作業環境は好きだったので顔は歓びで輝いていた。
「納期は?
 10日間?
 うーん。」
和彦にとって依頼元の部門がどういう部門で、どういう人間がいるのかなんてどうでも良く、一人で熱中できる作業があればそれで良かった。

作業に着手して2日目。
作業に没頭していて夜の10時を回っているのを和彦は気が付いていなかった。
すると、和彦のスマートフォンのディスプレイが光りはじめていた。
和彦はスマートフォンの上にマニュアルなどを乗せていたため、その光に気づいていなかった。

只今、準備中(三)

「“はーい”じゃないでしょ。
ヒトミさん、持ち場を離れたらダメでしょ。」
エイミーが呆れた顔をしてヒトミを見た。
「はいはい。
そう言えば、エイミー、私を探していたんじゃない?」
「あ、そうそう、お願いがあって。」
「じゃあ、この件、上に内緒にしてくれる?」
「え?
 う、うん(仕方ないわ)」
「交渉成立っと。
 で、なあに?
 頼みって。」
ヒトミは勝ち誇った顔をした。
( ̄― ̄)

「う、うん」
エイミーはターニャたちの方をちらりと見たが、あきらめたように話し始めた。
「ねえ、ヒトミさん。
 私の身体、細目に調整することできる?」
「え?
 どうして?」
「実は、……太っちゃって…。」
「え?なあに?」
聞えないよと言うような顔をするヒトミに、エイミーは恥ずかしそうに言いなおした。
「太っちゃったの!」( ;∀;)
「え?」
「なんでぇ?」
ターニャたちが驚いて声をかける。

「夏休みで、ごろごろしていたら…」
(ああ、あのアイス三昧ね)
消え入るような声で答えるエイミーにターニャたちは内心納得していた。
「そうは見えないけど?」
ヒトミが不思議そうに言う。
「でも、体重が増えているの…。」
「何キロ太ったの?」
「1キロ…」
「それだけ?」(-_-;)
「それだけって…。
 マスターに会った時に太ったって笑われたらどうしよう。」
エイミーは、イヤイヤをするようにその場で頭を抱え込んだ。

「私、コンシュルジュさんを調整することは出来ないけど…。」
「出来ないけど?」
エイミーは、すがるような顔でイリスを見る。
「仕方ないわね」
そう言うとヒトミは何もない空間で何かを操作するような素振りを見せた。
「……!!」
ヒトミの素振りを不思議そうな顔をして眺めていたエイミーは、急にそわそわし始め、何も言わずに書斎から出て行った。

「ヒトミちゃん、エイミーちゃんどうしたの?
 ゲームアウトして、現実世界に戻って行ったみたいだけれど。」
ターニャが不思議そうにヒトミに尋ねる。
「え?
 うん、ちょっと、腸の動きが活発になるパルスをエイミーの生身の身体に流したの。
 明日には、お望み通りになるはずよ。」
「え!
 それって?!」
ターニャたちが驚いてヒトミを見るが、ヒトミは涼しい顔をしていた。
「ねえ、今日も映画観るんでしょ?」
「う、うん…。」
「じゃあ、レッツゴー」
「ヒトミちゃん、怖い…。」
夜は更けていきます。
プロフィール

電脳子猫@委員会

Author:電脳子猫@委員会
エロ、グロ、怖いのは苦手。
時代劇や明るくちょっとエッチなSF好きのコンピュータエンジニアです。
どこかで読んだこと、見たことがある?
そんなことも随所に出て来るかと思いますが、それもお楽しみとして。
あくまでもオリジナル小説を目指します。

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